Management philosophy

経営理念

社訓

温故知新可以為師

「過去の歴史を勉強することによって、現代に対する洞察を深めて行く。こういう人物こそ指導者としてふさわしい」と孔子が師となる者の条件を挙げました。創業者の永井諒は、以下のように社訓に選んだ理由を述べています。

「人間、誰しも100年を生き切れるようになれば、今のような迷いや悩みから解放され、自分の人生だけでいろいろなことが成し遂げられるだろう。しかし、人生は短い。とすれば、先人の学びを十分に受け止めて、新しい挑戦に臨まなければならない。課題に対して、いつも自分ができる最善を尽くすことが重要で、そこではあらゆる知恵を絞り、そして素早く動くべきだ。過去の学習成果を参考にする余裕も欲しい。そうすれば、努力の結果として何らかの成果が生まれるはずだ。もっとも、一度や二度の成果で、決して己惚れてはならない。

常にもっと工夫をして最善を尽くせなかったかを、自己反省することが重要だ。温故知新可以為師という言葉は、このように、短い人生を未熟に生きていく私たちにとって大変意義深い言葉だ」

経営理念5か条

ナベルの戦略領域論

当社は創業以来の生業である、カメラなどに使用される「蛇腹」を「必要な時に伸び、不要なときに縮むもの(=ジャバラ)」として再定義し、戦略領域を同心円状に拡張してまいりました。そして、「機能的なカバー」とのあり方をさらに深め、2019から3E(Environment・Enhancement・Equipment)を戦略領域と定め、モノからコトへの転換を図っています。

自らの守備範囲を意識して改革を進めることで企業の持続的発展を図り、社会への貢献に寄与してまいります。

戦略ドメイン拡張を説明する図

ドメイン拡張の変遷

1972年

ドメイン

カメラの蛇腹

製品

大判カメラほか

1988年

ドメイン

必要な時に伸び、不要な時に縮むもの

製品

医療用機器

2005年

ドメイン

機能的なカバー

製品

産業一般

2019年

ドメイン

3E(Environment, Enhancement, Equipment)

製品

モノからコトへ